今週の株式市場米金利“逆イールドショック”で乱高下。再び昨年末のような急落相場を訪れるのか!?

先週末22日の米国市場で短期金利が長期金利を上回り、イールドカーブ(利回り曲線)が逆転。

一般的に長期債を保有するリスクは、短期物を保有するよりも高くなることから、利回りは短期債のそれよりも高くなるものだが、これが逆転したことこの現象の評判が高まっております。

逆イールドだけで、リセッションの長さやその程度を予測することはできませんが、過去50年において米国ではリセッションが起きる前には逆イールドが示現していたこともあり、今回も景気後退が暗示され株価急落を引き起こした格好。

ちなみに今回の逆イールドは11年半ぶりで、当時はその後リーマンショックへとつながっております。また、過去30年において三度逆イールド現象となった経緯がありますが、その後全てが後に景気後退局面入りしております。

イールドカーブが逆転後、12─24カ月でリセッション入りするとされており、今回も先行き「景気後退」が本格化するのか、単なる「踊り場」なのかを先行き見極めていく必要があると考えております。少なくとも現時点で、投資家資金は株から債券へと流れている様子が窺え、投資家心理は“景気後退を織り込む“流れが進んでいる様子が確認できます。

2015年~2016年頃に中国を震源に世界的に景気が伸び悩み、景気の「踊り場」となった時期がありましたが、当時は逆イールド現象こそ見られなかったものの、やはり「景気後退」なのか「踊り場」かで株価が揺れた時期がありました。

ちなみに、この時の日経平均は二度の急落で、21,000円付近から15,000円を割り込む水準まで下落しております。

 

昨日、一時700円近く下落した日経平均ですが、今日400円超の反発と荒い値動きとなっておりますが、先週まで「景気が悪くなっているのだから、当然追加緩和がいずれ行なわれるだろう」という楽観論が市場に根強く、これが株価下支え、為替相場も円安方向に流れていた背景がありますので、しばらくはこの「楽観論」と「景気後退不安」の綱引きで不安定な値動きが続く可能性が高いと考えております。

また、併せて年内にも再び昨年末のような急落局面で株価が大きく揺れる展開があると想定しております。