今日の日経平均は反落。スルガ銀、エクストリーム、オンコリスバイオなど・・・

アルゴズブレイン市況記事

10日の日経平均株価は115円安の21687円と3桁反落となって取引を終えております。

9日にトランプ米大統領は110億ドル(約1兆2千億円)分のEU製品に関税を課すことを表明したことを受けて、EUも報復措置を検討していることを明らかにしており、このため市場では欧米間の通商問題発展への懸念から、米国株は大幅安となっております。

これを受けた国内市場も朝方から売りが先行しており、下げ幅拡大とはならなかったものの、東証33業種は全業種が下落。しかし、売り一巡後は買い戻しの動きも見られ、日経平均も想定したよりも小幅な下落となっております。

一方で、新興市場はマザーズおよびJASDAQは揃って上昇して取引を終えております。とはいえ、ここ数日の値動きは非常に緩慢でボックス圏内の動きにとどまったもの。物色ではゲーム開発のエクストリーム/6033がストップ高となったほか、バイオ関連ではオンコリスバイオ/4588やキャンバス/4575などもストップ高で取引を終えております。

 

今日のマーケットで気になった銘柄は、

スルガ銀行/8358
エクストリーム/6033
オンコリスバイオ/4588

スルガ銀行は、ノジマ/7419やりそなHD/8308と支援の交渉に入ったと報じられ、経営再建進展への期待感から大幅高となっております。

エクストリームは目立った材料が観測されたわけではありませんが、先月Googleによるゲーム事業への参入表明以降、ゲーム関連への物色が徐々に人気化の兆しにある流れから、エクストリームへは投機系資金の介入の話も以前から持ち上がっておりました。

バイオ関連のオンコリスバイオは中外製薬とのライセンス契約及び資本業務提携が発表されて以降2日連続のストップ高。これまでかなり売り込まれてきていただけに、今回の投資家による材料反応への様子から、バイオ株人気の再び活発化するか注目される局面にあると考えております。

 

<まとめ>
米欧の通商摩擦が警戒されるなか日経平均の日足は陽線を形成するなど、全業種下落したとはいえ底堅い印象があります。

日経平均は昨年末の急落相場以降の高値圏で推移しており、年初来高値を窺う展開は継続。米国株市場においては昨年秋の上場来高値圏で、同様に高値更新を窺う流れではありますが、共に上値に対しては慎重姿勢が垣間見られ伸び悩んでいる感はあります。

ただマーケットでは、足元懸念材料は多いものの、年後半の景気回復を期待する流れも一部で見られていることから、目先はこれを徐々に模索していく相場でもあると考えております。