今週末の日経平均株価は続伸となるも円高が警戒され伸び悩み

今週末の日経平均株価は91円高の20684円と続伸して取引を終えております。

朝方は昨夜の米国株大幅高を受けて買いが先行するも、後半は3連休やお盆休みを控えて戻り売りに押される展開となりました。

日経平均は8月6日に一時20110円まで売り込まれたのち、買い戻しの動きとなっておりますが直近の下落幅に対して戻りの弱さが気になります。

 

背景には円が1ドル=105円台で高止まりとなっていることが挙げられますが、今週は米中摩擦の激化を警戒してNZ、インド、タイ、フィリピンの各中銀で相次ぐ予想外の利下げを発表しており、世界的金融緩和の連鎖から通貨安競争へ発展しております。

昨年末の世界的な株価急落局面では然程円高が進みませんでしたが、今回はやや様相が異なり、国内市場では円高に対する警戒感が非常に高まっております。

アベノミクス以降積極的な緩和政策を進めてきた日銀は、他の先進国と異なり既に緩和余地は乏しく対応策が限られていることも投機筋などに見透かされており、仕掛け的な円買いの要因となっております。

また、この新興各国の中銀の利下げ緩和姿勢から、米中貿易摩擦を背景とした世界景気に減速懸念が日まし強まっている様子も見て取れます。

 

<まとめ>
内閣府が9日発表した2019年4-6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は、3四半期連続でプラス成長となりましたが、米中貿易摩擦を取り巻く状況は昨年末の株価急落局面時に増して悪化していると言わざるを得ない状況となっております。

10月には消費増税を控えている国内市場にとっては、ドル円の動向も警戒しながらの展開となりそうです。