米中貿易協議に対する期待と懸念で指数の乱高下が続く

11日の日経平均は95円高の21551円と反発して取引を終えております。

米中貿易協議の不透明感から、一時は140円以上下落する場面もありましたが、朝方の売り一巡後は底固いドル円の動きなどがサポートとなり、結局はプラス圏に浮上しております。

連日荒い値動きが続いておりますが、米中貿易協議に対する期待と懸念で、憶測が報じられ度に思惑先行で株式市場が乱高下する展開が続いております。

ヘッジファンドなどの目先筋はこれに翻弄される動きを見せておりますが、落ち着いた投資家はやや冷めた目でこのイベント通過を待っている状況です。

相場としては、指数の動きはとても底固い印象が強く、これは8月の悪材料噴出で日経平均2万円割れが意識されつつも、底固さを見せたあの時と通じるものがあります。

今後10月後半から日米主要企業の7-9月期決算発表本格化も控えており、結局のところ今後の企業業績の先行きが株価水準を決定づけると考えております。

 

また、今日は安川電機/6506とファーストリテイリング/9983の決算発表がありましたが、安川電機は米中協議に関心が集まる中、中国関連のトップバッターとして、ファーストリテイリングは小売り大手で日経平均寄与度の高さから注目を集めました。

ファーストリテは市場予想内の着地となりましたが、安川電機は今期経常を46%下方修正と厳しい内容ですが、社長会見では中国市場の悪化した自動車関連が回復するほか、米中摩擦を受けて設備投資に慎重だった企業で在庫調整が進み、投資の動きが出てくるとの見方を示すなど、楽観的見通しである様子が伝わっております。

ここもと製造業が世界的に在庫調整を一巡し、製造サイクルが改善傾向にある流れも8月以降の株価底割れ回避に繋がっている側面があると見ております。

 

加えて、9月に米FOMCの追加利下げに続き、10月の利下げも予想される中、日米金利差縮小で“円高”を想定する向きも多かったのですが、ここ最近はあまり円高が進んでおりません。

米10年債利回りがじりじりと上昇しており、ドル買い円売りの流れからの円安が日経平均の底固さに繋がっていると考えております。

波乱含みの局面ではありますが、引き続き全体に流されない材料性個別銘柄の動きに注目していく局面と考えております。

 

 

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