大発会は中東リスクで地合い一変。日経平均は大幅続落

大発会の日経平均は一時500円を超す下げ幅を記録しました。終値は大納会比451円安の23204円で取引を終えております。 年末年始の休暇中に、米イランによる軍事衝突の緊張感から中東における地政学リスクが高まり、地合いが一変しております。

3日米国がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害を発表。他国の要人を一方的な武力行使で殺害したことはアメリカからイランへの宣戦布告とも解釈されかねない事態であり、殺害実行を決断したトランプ大統領の大胆かつ無謀な判断に、米国防総省やトランプ政権内でも衝撃が走る事態となっております。

また、イランはエネルギー輸出の要衝とされ世界の原油の20%が通過するといわれるホルムズ海峡を封鎖する軍事能力を有しており、これまでも度々対米外交カードとして使われてきた経緯があります。

ホルムズ海峡は原油輸出の要衝であるため、中東の政情不安などで海峡が封鎖されると、世界の原油供給に多大な影響を及ぼす可能性があり、関係国の経済に打撃を与えかねない事態となります。

厄介なのは、今回の一件が突然且つ衝撃的なだけに、両国が戦争を望まずとも戦争に引き込まれる可能性が高まっており、そうでなくともイランの対米報復が中東各地や同盟各国に広がる恐れから、金融マーケットでは次の展開が読み切れず、先行き不透明な状況が長期化する懸念が高まっていることでしょう。

目先は中東情勢や原油価格、為替の動向に神経質な展開が続きそうです。