株式市場は悪材料にも反応し易い地合い、投資家の意識にも変化

株式市場は、昨年後半とは異なり悪材料にも反応し易い地合い

今日の前場の株式市場は日経平均株価が大幅反落となっております。今年に入ってからの株式市場は不安定な動きが続いておりますが、昨年後半とは大きく動きが異なります。

「株高の流れは終わったのか」、「外国人買いは続いているのか」と不安になる要因が多い状況です。

 

昨年後半とは異なり、悪材料にも反応し易い地合いとなった。

昨年9月以降の日経平均は上値を追う展開が続いておりましたが、その背景には各中央銀行による金融緩和の流れと政府の財政出動が景気を押し上げる期待感から、世界的に株価が上昇してきた背景があります。

米FRBなどは昨年は7月以降3度の利下げを行いましたが、これは2008年の金融危機以来となる利下げで、金融緩和漬けの日本とは異なりウォール街の投資家にとっては、かなりポジティブな政策展開であったと言えます。

 

その後、NYダウは史上最高値を更新する展開となり、外国人投資家は割高な米株よりも割安な他の先進国の市場へも資金を流入させました。

海外投資家は基本的にその国のファンダメンタルズを重視して株式を買いますが、昨年後半はこれを無視した買いも目立っていた印象があり、日本株においても悪材料に反応しにくい地合いが続いておりました。

 

しかし、年が明けた頃からその動きに変化の兆しも見られます。年初の“中東不安“や、ここ最近の“新型肺炎の世界的拡大”に、マーケットは敏感に反応するようになっております。

実際今年に入ってからの“主体別売買動向“でも海外投資家の動きに変化が見られており、昨年9月以降は買い越しが続いてておりましたが、今年は1月第4週(~24日)までで4週連続の売り越し(現物先物合算)となっております。

 

投資家の意識にも変化

アルゴズブレインでは、新年にこのような記事を書きました。

懐疑(冴えない景気)の中で希望(成長回帰期待)が見ている間は株価は騰がり易いと見ており、この希望が現実化すれば業績相場へと発展するでしょう。

逆にこの希望が打ち砕かれた場合、景気後退からのリセッション相場(円高・株安)が始まる可能性が高まります。

既にこの“金融相場“による株高で割安感は無くなりつつありますので、今年序盤はこれを見極めていく相場になると考えております。

記事元↓
2020年も株高は続くのか!?

 

今年は景気や企業業績の回復があるか見極めていく必要があります。しかし、1月からの“新型コロナウィルス”の感染拡大で中国経済とそれに依存する地域の景気先行きに暗雲が立ち込めております。

新型肺炎の感染拡大がスピーディーであることから、景気への悪影響を計れていない面も不安を誘っている状況です。

 

昨年までは「懐疑(冴えない景気)の中で希望(成長回帰期待)が見ている間は株価は騰がり易い」という意識でありましたが、現状は「感染拡大による“世界的な景気後退懸念“が国内景気と企業業績への先行きにネガティブに作用」へと変化してリ、昨年までの株高の前提が崩れつつあります。

このような状況から、アルゴズブレインでは、目先は“新型肺炎の感染拡大と景気や企業業績への悪影響の全体像が何となく見えてくるまでは、株安の連鎖が続く“可能性があると考えております。

 

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