Jストリーム(4308)
2月26日の終値は1173円(-9円)となっております。
~前回2/9記事~ の続報です
Jストリーム/4308 高値圏で荒い値動き 今後が気になる株価予想
今週は荒い値動きが続いており相場は既にマネーゲーム化している事から、今回は「短期目線」と「中長期目線」ではそれぞれの見通しが気になる局面となっております。
2/9の記事投稿以降、Jストリーム(4308)は先週末21日に再動意となり急騰となりました。この日の出来高は430万株と大商いとなり、時価総額160億円規模の銘柄である事を考慮すれば、かなり短期回転を狙った資金も流入している様子が窺えます。株価は3連休明けには市場の急落を受けて、好材料性を買う動きに対してリスク回避の売りも交錯して値動きの荒い展開となっております。
また他方では、新型コロナウィルスの感染拡大を背景に政府のテレワーク推奨とそれを採用する企業が増えている事から、動画配信プラットフォームを展開する同社株へも思惑買いが入っている様子も見て取れます。
ただ、このテレワーク絡みの材料が業績にコミットできるかは不透明な部分も追い為、あくまで「思惑」の域を出ない材料性と言えます。しかし、今のような物色難の地合いではこの思惑が投機筋に仕掛けの口実を与えた印象は否めません。
※こちらはJストリーム(4308)の日足チャートです。
今週に入ってからの2営業日の値動きは日中値幅が200円近く動いており、売り買いが交錯している様子が見て取れます。短期狙いの資金は1150円付近を意識して買いが入るものの、1300円台ではすかさず売りを出している様子から1300円台から上を買う動きはまだ限られている様子が垣間見られます。地合いが荒れているので投資家心理と需給の変化も荒く、これの点も値動きに出てきている状況です。
短期目線では、
現状動きはあくまでマネーゲーム性が強い値動きである為、短期需給が中心の値動きとなっております。1100円を一旦割り込むと崩れるのも早い可能性が高い反面、上値は21日の高値突破で一段高もあり得ると考えております。
有料レポートでは投機系資金絡みの相場であるところに重点を置いて、それに拠るポテンシャルに注目してJストリーム(4308)を配信した経緯がありますが、ポイントはこの投機筋が1300円から上の“買い手となるか同課であり、仮にそうなれば今後どこかかのタイミングで積極的に買い上がってくる場面が出るか注目しております。
ただ、かなり相場が荒れていますので、最終的には大きく崩れる相場であると見ておく必要があります。
中長期目線では、
Jストリーム(4308)の1月30日に行われた四半期決算発表では、期を追う毎に利益の拡大基調が確認できております。通期見通しに対する9か月決算時点での進捗率は売上が73.1%、経常利益では78.6%となっており、通期見通し及び来期業績に対する上振れ期待が高まっております。
しかし、今後の期待値も含めて既に現状の株価水に織り込まれている感は否めません。中長期目線で更に上値を期待するには今後の業績推移を追う必要があるでしょう。
故に既にホルダーで目先の動きに捉われないのであれば現状はホールドの判断となり、買いの目で見れば水準的には900円付近の調整があれば中長期目線では買い妙味が高いと考えております。