足元の株価急落は、そろそろ底が近いのか?それとも大幅調整の始まりか?

昨夜のニューヨーク市場はNYダウが前日比1190ドル安と過去最大の下げ幅を記録しました。

日経平均先物夜間の終値も21640円と昨日の日経平均終値から大きく下げております。更に米国市場取引終了後のCME日経先物一段安となり、28日7:50現在で21185円となっております。

今回の急落は自律反発があまり見られず、とにかく下げるスピードが速い。

既にVIX指数は昨夜瞬間42ポイントを記録(終値は39.16ポイント)したほか、日経平均の騰落レシオ(25日)は昨日の終値時点で59.35と60を既に割り込んでおり、過去の急落相場と比較しても底打ちを示唆する指標が散見される状況となっております。

 

しかし一方で、
値幅で見ると日経平均は直近の高値1月17日24155円からの下落率は昨日の時点で9.4%。今朝21200円付近でスタートしたとしても12%程度に過ぎません。

過去の急落局面を振り返って見てると、前回の急落相場は2018年10月に日経平均がバブル崩壊後の高値24450円を着けた後14%下落した場面に加え、同年12月から年末に掛けては22700円付近から16.5%近く下落しております。

また、2019年の1月~2月の急落場面では15.7%下落。その前は2015年8月と2016年2月に“チャイナショック“2度急落しましたが、共に19%と25.7%それぞれ下落しました。

これらは全て世界同時株安を伴う急落ケースであり、VIX指数が異常に急騰したケースです。

 

現状の米国市場が、今になってこれだけパニックに陥っている要因としては、現実味を帯びてきた米国本土での感染拡大と、好調な米国景気を脅かす懸念が高まっている事ですが、米国を覆う恐怖はまだこれからと見ることも出来ます。

やはり、今回の急落局面では恐怖心が高まった割には、下落幅に物足りなさを感じます。

この恐怖心の中には、コロナウィルスの感染拡大をキカッケに“リセッション”へ突入していく恐怖も内包していると見ており、足元の世界同時株安が大幅調整の始まりへの懸念も拭い切れません。

 

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