[急落相場] 更なる株安は個別株においても短期値幅取りのチャンス

KEY POINT
・日経平均は20000円を大きく割り込むような展開も想定。

 

・世界的株安の震源地米国市場では、この先新たな急落局面へ発展する可能性が浮上。

 

・個別株においても、銘柄選別次第で底打ち後のリバウンド局面におけるパフォーマンスは大きくなる。

 

現状の株式市場は先週までの下げで底を打ったかどうかがわからない状態ですが、仮に底打ち済みであれば新型コロナウィルスの世界的流行の最悪気が依然見えない現状では、株価の戻りも限定的となる可能性があります。

しかしこの先第2弾目の急落相場が起こり、日経平均が20000円大きくを割り込むような展開となれば、そこは“バーゲンハンティング”のチャンスが訪れると見ております。また、その可能性は徐々に高まっていると考えております。

 

先週末発表された米国の2月雇用統計は非農業部門雇用者数22.5人増、失業率3.6%、平均時給28.44ドル(前月比+0.2%、前年比+3.1%)という好調ぶり。2月時点で新型コロナウィルスの感染拡大が進んでいなかった米国内では、世界景気への悪影響が懸念されても国内の危機感は乏しい状況でした。

マーケットが一変したのは感染拡大が中国以外の国へ飛び火した2月21-23日の週末からであり、この週明けには世界景気の後退が強く懸念されたことで株価は急落で反応。その後NYダウは24600ドル台(2/28)まで売り込まれる結果となりましたが、この時点で米国内では感染拡大が危惧されながらも、感染者数ベースでは60人程度でした。

 

しかし、先週後半以降は米国内でも感染者数の急増が顕著となっており、世界最大の経済市場を持つ米国内での大流行が現実味を帯びてきております。先週末のNY市場がcloseした時点での米国内感染者数は245人でしたが、この週末から現在まで確認されているだけで395人まで拡大しております。週明けのマーケットが始まるまでには更に膨らむ可能性が高いと見るのが自然でしょう。(※米国内感染者数は米NBC Newsがまとめたデータに拠る)

 

1月後半/ 中国での新型コロナウィルスの感染拡大が確認され株価急落
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2月中旬/ 世界景気への影響は限定的と“対岸の火事“的楽観で、米株市場最高値更新
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2月後半/ 感染拡大が中東、欧州へ拡散。世界景気の減速懸念が強まる
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3月5-6日/ 米国内での感染拡大が顕著。
  ↓←今ココ
好調な米景気の減速懸念に現実味

 

世界的株安の震源地である米国市場において、好調な米景気にも感染拡大の悪影響が現実味を帯びてきたことで、この先新たな急落局面へ発展する可能性は高まりつつあると見ておくべきでしょう。

しかし一方で、更に恐怖心の拡大で再度急落する場面が起これば、そこは“バーゲンハンティング”のチャンスになると見ております。

 

今回の金融市場混乱の背景には人間の恐怖心が需給に大きな影響を与えていることから、株価が急落するような場面では“過度の悲観“をも織り込む流れが強まります。

底打ち付近ではボラティリティが拡大するため、下方へオーバーシュートし易く、実態の悪影響以上に株価水準が下落する展開となるのは、過去の急落相場(リーマンショック、東日本大震災、チャイナショック、米中貿易戦争激化[2018年年末])を振り返っても明白です。

 

この傾向は、インデックスだけではなく個別株においても顕著であり、銘柄においてはその材料性やポテンシャル次第では、リバウンド局面におけるパフォーマンスはかなり大きくなることも珍しくありません。アルゴズレポートでも、急落相場を見据えた“バーゲンハンティング”を強く意識して、銘柄選別、底値の目安、戻りの目標値をレポートで配信していきます。

 

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