[急落相場] 売りは一巡か!? NY株大幅リバウンドも日経先物の戻りが鈍いのはなぜ?

KEY POINT
金融市場に対する信用不安が極限に達した感があり、一種の“取り付け騒ぎ“的な様相

 

とりあえず12日のNY市場が売りのピークになった感はあるが、米国内が武漢やイタリアのような“医療崩壊”が起こるようなら、もう一段危機的な場面がある可能性は否定出来ない。

 

週末の急激な円安とNY株急騰にも関わらず、日経先物の戻りが鈍い点について。

 

この一週間で米国の感染者数は5倍に跳ね上がり、金融市場は売り一色の展開となりました。これまでは株式売却の逃避先として、安全資産とされる金や米国債などの高騰が続いてっておりましたが、先週火曜日(10日)以降はすべての資産クラスが売りの対象となり、現金化を急いだ換金売りが急落の主因となりました。

この時点で相場は、テクニカルや過去のチャートの節目、割安感といった目安が崩壊。もはや手元の現金確保を最優先に価格水準に拘わらず、売らなければいけないから売るといった状態となっております。

この動きは暗号通貨にまで至っており、Bitcoinなどは9日の96万円台から12日には瞬間44万円台まで急落している様子からも窺え、

すべての金融市場に対する信用不安が極限に達した感があり、一種の“取り付け騒ぎ“的な様相と言えます。

 

荒い値動きは今週も続くと見ておりますが、私見としては12日のNY市場が売りのピークになった感があります。

カギとなるのは米国政府のコロナウィルス対策に拠るところが大きく、米国内が武漢やイタリアのような“医療崩壊”が起こるようなら、もう一段危機的な場面がある可能性は否定出来ないと考えております。

 

13日金曜日のNY市場は過去最大の上げ幅で取引を終えておりますが、気掛かりな点として、この日はドルの買い戻しでドル円が107円台を回復する2円以上の急激な円安、及びNY株式市場の大幅リバウンドといった状況にもかかわらず、日経平均先物が伸び悩んだ点です。

これだけ円安とNY株急騰であれば、日経先物も19000円付近まで戻しても不思議ではないと見ておりましたが、18000円さえ回復できていない状況です。

 

私見になりますが、日本国内の事情として東京五輪の延期または中止の是非が大きく影響している可能性があり、仮に中止や延期となれば、今年のGDP・景気押し下げ効果はかなり大きなものとなる為、この点も今週の相場では意識される可能性があると見ております。

 

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