日経平均株価は続伸してレンジの上限を試す動き 今後の動きについて

日経平均が調整入りして約一ヶ月が経過しますが、その間コロナ感染第二波懸念や米大統領選挙でバイデン優勢、米中対立など株式市場にとっての悪材料がかなり出ました。

しかし株式市場は一時的な値幅調整の後、レンジ内での動きにとどまりながらも、その中で上振れの気配さえ見せております。

コロナ禍では誰の目にも世界的な景気悪化は避けられない状況下、各国中央銀行の金融緩和で市場はカネ余り状態。故に、安全資産の代表格である金(ゴールド)と、株式が同時に買われている異様な状況となっております。

 

カネ余りの為、世界的ゼロ金利下では「利回り」商品が株式に流れ込み易くなる反面、金利はつかないが貨幣供給量の増加から相対的に価値が上昇している金(ゴールド)に資金が流れている様子が見て取れます。

ただ、悪材料がかなり揃っている状況ですので、積極的に株式の上値は追い難い様子も窺えます。一方、企業業績悪化を見込んだ指数先物に対するカラ売りもかなり入ってきている様子が見られますが、これをカネ余りがカバーしている状況となっております。

3月の急落以降、日経平均が上昇する場面では売り方の買い戻しが大きな原動力となってきました。“V字回復期待“で上昇というのは後付けで、実際は需給のみが大きく影響している相場に見えます。従って、買い方は上値を追いたくないが、ちょっとしたことで株価が上振れた際に、売り方が意図せず高値を追うという5月後半から~6月に掛けて見られた上昇局面が、今後再び起きても不思議ではないと考えております。

今後の株式市場の見通しは、揉み合い又はじり高、時に踏み上げ といった展開をイメージしております

 

もし株式市場が下落するとすれば、市場が想定していないブラックスワン的な“悪材料”が出た時で、コロナ禍ではこれもまんざら出ないとは限らないから、金(ゴールド)に資金が流れている背景と見ております。もし下落する時はダラダラ下がるのではなく、“急落”することになるのではないかと考えております。しかし今のところ、このブラックスワン的な“悪材料”は出ておりません。