株式市場は週末に掛けて軟化。個別株は乱高下

米国市場の下落の歯止めが掛からないことから、連動性が薄れていた日本株も日経平均が徐々に下へ引っ張られる格好となっております。それでも、直近高値から10%近く下落している米国市場と比べて底堅さを維持している状況。

 

※NYダウの日足チャート

 

※S&P500の日足チャート

 

※NASDAQの日足チャート

 

米国市場の調整は9月初旬にソフトバンクによるハイテク株への巨額デリバティブ取引が明るみになってから始まっておりますが、17日のFOMC以降は下げ幅を拡大させる展開となっております。

この時のFOMCでは、少なくとも3年間は政策金利をゼロ付近で維持を示唆しましたが、今後マイナス金利へ踏み込む可能性はあるものの、日・欧の中央銀行がこの政策を採用しても株高への効果は限定的であったことから、FRBの日銀化、金融緩和策頭打ちを連想させマーケットの失望を誘った可能性があると考えております。

 

※VIXの日足チャート

 

現在米国市場の3指数は100日移動平均を意識した展開となっておりますが、VIX指数が再び30ポイントを超えてくると、もう一段下げ幅を拡大してくる可能性がある点には注意が必要でしょう。

日本株は、引き続き米国市場との連動性が薄れるなか個別株物色が続いておりますが、流石に米株の下落の歯止めが掛からないことから、投資家心理も傾きつつあるように思われます。

個別株物色の中心“マザーズ”は依然上昇基調を保っておりますが、24日の下落時は大きく値を崩す個別株が多くみられた様子から、来週以降マザーズが崩れるようなら日本株は個別株も含めて総崩れになる危険をはらんでいると見ております。 来週は中間期権利取り最終日(28日)を挟み、投資家の動きにも変化が出易い週となりますので、物色動向の変化が注目されます。

 

※マザーズ指数の日足チャート