先週株価を上下に揺さぶった今週の米国株は調整一巡感が意識されており、ダウやS&P500、NASDAQ指数は100日線下値がサポートされた格好。VIXも下落基調となっており、先週末からの戻り基調が継続するか注目されます。
今朝の日経平均は配当権利落ち分(150円程度)下落して取引がスタートしましたが、前場は引けにかけて徐々にこれを埋める動きとなっております。昨日はTOPIXがコロナショック後の戻り高値を更新するなど、日経平均よりも高いパフォーマンスとなっている様子から、引き続きバリュー株の見直しが目立ちます。
※マザーズ指数の日足チャート
一方、マザーズは昨日の権利取り最終日に日経が上昇するも連動せず大きく下落しており、やや不安定な動きとなっております。今日は買い戻されており、現時点ではボリンジャーバンド+1σ上を維持している状況ですが、バンドは収束しつつありますので、高値圏にあるものの方向感が出ていない印象。ただ個別で見ると昨日売られた反動から幅広く買い戻されておちます。
今週は月末の週末、権利取り最終日を跨ぐ月替わりの週と、物色に変化や指数に方向感が出易い局面です。米国株の下落に歯止めが掛かってきたことは好材料ですので、出来れば上を試す展開に期待したいところでしょう。