株式市場は乱高下。マザーズは高値更新も個別株物色の二極化には注意

先週末の株式市場は乱高下の展開。マザーズ指数などは高値を更新しながらも戻り売りに押される場面が目立っております。個別株においては、二極化の兆しも見られます。

9月以降日本株は米国市場の影響をあまり受けずに底堅い展開が続いてきましたが、ここにきて上値の重さが気になる動きが目立っており、今後の展開が気掛かりとなる局面を迎えております。

 

※日経平均の日足チャート

 

※マザーズ指数の日足チャート

 

今週は過去最低と評価されたアメリカ大統領選TV討論会や1日の東証売買全面停止、週末にはトランプ大統領のコロナ感染が報じられるなど、市場を大きく揺さぶる材料を受けてマーケットは混乱しました。

特に週末マーケットに大きな影響を与えたのは、トランプ大統領と夫人がコロナ陽性診断を受けて、リスクオフで市場が大きく傾いたことでしょう。

これまで米株が調整一巡から戻りを試す展開となっていただけに、この週末のニュースでマーケットは水を差される格好となっております。日本株も引き続き底堅い展開を見せてはいるものの、基本的には米国発の材料に市場を揺さぶられる展開となっております。

国内市場では指数が高値圏で踏み止まっておりますが、上値の重さが目立つ印象が出てきました。これはマザーズを筆頭とする個別株の動きに顕著で、指数は高値更新も個別の銘柄毎ではかなり温度差が出てきたように感じます。

 

要因としては、やはりアメリカ大統領選挙の投票が近づくにつれ、これに影響を与える材料にマーケットが大きく反応し易くなっていることが考えられます。

過去のアメリカ大統領選前後のマーケットを振り返っても、日本株を含めて乱高下してきた過去の歴史があります。従って、アメリカ大統領選挙を目前に控えた10月の相場は、今後もかなり荒れる可能性があると考えております。また、今回の選挙ではトランプ陣営による大統領選の開票結果が紛糾する事態も十分想定しておく必要があるでしょう。

 

これらの状況も踏まえた弊社の考えとしては、目先株価が上下にボラティリティが拡大する展開を想定します。しかし、マーケットの明確な方向性が出てくるのは大統領選の直前後になる可能性が高いと考えております。

今はヘッジファンドなどの投機性資金に拠る指数先物への売り仕掛けも入り易い局面ですが、やはり米国の政策を今後大きく左右する大統領選挙ですので、結果が出るまでは投資家も決定的な大きなポジションは取り難いと考えられます。

 

国内市場ではマザーズが乱高下しながらも底堅さを維持しておりますが、11月3日のアメリカ大統領選挙までは、指数の乱高下や、これに伴う個別株物色の二極化の物色展開が想定されます。

結局現状はマーケット全体の影響を大きく受けやすい局面になっておりますので、マーケット全体の乱高下を伴う混乱具合を見る上で、目先はシカゴVIX(恐怖指数)の動きとトレンドに注目すべきと考えております。

 

※VIX(恐怖指数)の日足チャート