2021年大発会の日経平均は乱高下となる中、短期資金が個別株へ向かう展開

明けましておめでとうございます。
旧年中は新型コロナウイルスの影響の中、多くの方々に励ましやご支援のお言葉を頂いたこと感謝にたえません。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

昨年末の日経平均株価は30年ぶりの高値となり、米国市場でも史上最高値を更新して幕を閉じましたが、大発会となった4日の東京株式市場は日経平均が乱高下の展開となりました。

朝方は休暇中の海外市場の上昇を受けて買いが先行しましたが、一巡後は国内で「緊急事態宣言」の再発令を警戒して値を崩す展開に。寄り付き後の高値27062円から27042円まで売られ、一時は500円を超す下落幅を記録しております。その後はやや買い戻され、今日の日経平均株価は27258円で取引を終えております。

 

日経平均は乱高下の展開となりましたが、マザーズやJASDAQ、東証二部などの中小型株市場が終日プラス圏で推移した様子から、主力株が利益確定売りに押される反面、個別材料株を物色する動きが優勢となった印象があります。

なかでもマザーズは昨年末比2%を超す上昇を見せており、特に資金が流入した様子が見受けられます。年末はマザーズの出遅れが際立っておりましたので、これを修正する動きが意識された可能性があると考えております。

 

※マザーズ指数の日足チャート

 

※JASDAQ指数の日足チャート

 

※東証二部の日足チャート

 

マザーズの日足は、12月に年初来高値を更新した他の小型株市場と比べても出遅れが鮮明なことが分かります。この点がきょう、個別株優位の地合いの中でマザーズが際立って上昇した背景にあると見ております。今日の動きで、年末に突破した25日移動平均に次いで、75日移動平均も突破。これまで上値を抑制していたトレンドライン試す展開となっており、今後の回復が期待されるチャート形状となっております。

 

国内市場ではコロナ感染の拡大で緊急事態宣言が警戒され、今後の株価動向が気掛かりですが、目先の日経平均は海外市場に連動した先物主導の展開を想定しております。しかし、マザーズの出遅れ修正は今後本格化してくる可能性が高いと見ております。小型の個別株優位の地合いとなるか注目されます。