アサカ理研(5724) 下げ渋りの兆しを見せるが、今後の再上昇はあるのか?

アサカ理研(5724)
1月5日の終値は3285円(+130円)となっております。

11月中旬に弊社有料レポートで取り上げた銘柄ですが、12月に入り株価が急騰した後、年末から値動きが悪化していることで、最近問い合わせの多い銘柄でもあります。今後の相場見通しを Updateいたします。

 

この銘柄は、有料レポートでは投機筋絡みの相場案件として配信した経緯のある銘柄です。JQ上場の時価総額84億円規模の超小型株という特性と投機筋による株価吊り上げ工作が、今回の短期倍増の背景となった相場でもあります。

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アサカ理研(5724)は、都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な貴金属資源(レアメタルなど)を回収・精錬する独自技術に強みを持つ環境関連銘柄です。都市鉱山から貴金属回収・リサイクルするというニッチな事業ですが、昨今モノのデバイス化が進み電子部品ゴミの拡大を背景として、同社の事業は将来性と環境関連としてのテーマ性が今回の急騰劇の手掛かりとして注目されてます。

また、12/21には2021年1月31日を基準日として、1株を2株への分割を発表しており、この報を受けて翌日は高値4625円まで急騰しております。

 

業績回復期待と環境関連銘柄として物色されてきましたが、他方では値動きの軽さからストップ高を交えた急騰劇には、この相場に関与した投機筋の影響と、値動きの良さに吊られて流入した短期資金が多分に影響しており、マネーゲームの性質が根強い相場でもあります。

 

※アサカ理研(5724)の日足チャート

 

日足では、12月22日高値である4625円示現までは、拡大するボリンジャーバンド+1σにサポートされたバンドウォークが続きましたが、高値後はこのサポートとして機能していた+1σを割り込んでおり、現在の日足は25日移動平均まで調整が進んでおります。ボリンジャーバンドも収束傾向にあり順調に調整が進んでいる様子が見て取れます。

しかし12月22日の高値をつける時点で大商いとなっている様子から、この株式分割で当面の材料は相場に織り込まれた印象があり、需給面においてもしばらくは調整が必要かと考えております。足元下げ渋りの兆が出てきているものの、調子不足の感は否めない状況にあると考えております。

また、年末にかけて調整に動きが悪くなった銘柄は、この銘柄に限らずしばらく日柄調整が続く傾向があると見ております。

 

日足では調整が進んだとは言え、週足を見ると13週移動平均との乖離は依然大きく、調整余地が残されている可能性がある他、業績と株価のレシオを見ても、25日移動平均まで調整が進んだ時価でも割高感は否めません。

11月に有料レポートを配信した時点での投資アイデアは、既に株価に織り込まれたと認識しており、今後再上昇するかどうかを判断するには今のところ時期尚早と考えております。もうしばらくこの銘柄の株価動向と、環境関連への物色の流れを注視する必要があるでしょう。