INEST(3390) 今週は高値から30%を超す急落。今後の注目点とポイントを考察

INEST(3390)
1月15日の終値は118円(+5円)となっております

INEST(3390)の今週の株価は高値から一転して急落する展開となりました。週末15日は反発したものの、25日移動平均まで下げた反動が出た印象。主要な移動平均まで下げたことで押し目買いが意識された格好ですが、1月13日の下げ幅と出来高が相当膨らんでいる様子から、短期需給はかなり悪化しているものと推察されます。

投機筋絡みの案件でもあり、今後の展開が非常に気になる局面を迎えておりますので、今後の注目点とポイントを考察していきます。

また、INEST(3390)は有料レポートにて、11月後半に80円台で、投機筋絡みの低位株物色の流れに注目して取り上げた銘柄です。

» 弊社有料レポートについてはこちら

 

※INEST(3390)の日足チャート

 

同社は法人及び個人向けに、携帯電話やタブレットなどのモバイルデバイス、OA機器、ウォーターサーバー(宅配水)、新電力、企業向けサイト制作等のオフィス向けソリューションを取次販売している会社です。

11月16日発表の7-9月期決算発表では、赤字連結子会社二社の清算と新たに二社を連結子会社化したことで、上期黒字転換を果たしております。今期(21年3月期)の見通しに関しても2017年3月期以来、4期ぶりの黒字転換を見込んでおります。

時価総額は72億円ですが、昨年12月に株価上昇を開始した当時(12月初旬)の時価総額は50億円程度と超小型株であり、値動きの軽さに目を付けた投機筋による“株価吊り上げ工作“が今回の相場の特徴と言えます。

過去にも2014年及び2017年にも、それぞれ20円台→200円付近、60円台→200円付近まで急騰した経緯のある投機性の高い低位株でもあります。

 

※INEST(3390)の長期チャート(週足)

 

日足は11月後半にボリンジャーバンド(25日)の+1σを抜けてから、上昇はバンドウォークに発展しております。バンド幅の拡大に伴い値幅を拡げる展開となりましたが、1月8日に高値157円を着けた後は一転して急激な下落に転じました。

これまでの上昇過程では、日足はバンドウォークを伴う上昇が続いた背景から、目先は+1σを再び突破できるか注目されますが、これが成ると上値を意識した展開へ回帰する可能性が出てきます。

 

記事冒頭で「短期需給は悪い」と書きましたが、需給面では信用買い残が12月前半をピークに減少傾向にあり、上昇しながらも投資家の入れ替えが進んだ様子が見受けられ、中期的な需給はさほど悪くない様子が窺えます。

1月8日に高値157円を着けた際の25日線との乖離は52%(値幅53円)に達しましたが、その後僅か3営業日の急激な下落で、この乖離を埋めてしまった為、投げたい投資家の売りが既に概ね出切っていれば、値幅調整については一巡してしまう可能性があるものの、短期需給の整理に日柄調整はしばらく続く可能性があります。

 

投機性の高い相場でもありますので見極めが難しい局面ですが、今週の調整がスピード調整となり、短期需給が改善していれば、今後はボリンジャーバンド(25日)の+1σ上へ再浮上してくる可能性が高まりますので、今後の動きを見極めるポイントとして「+1σ上へ再浮上」が非常の重要なポイントになってくると考えております。

一方で、過去のINEST(3390)の急騰相場を振り返ると、高値を着けてから25日移動平均を割り込むと、高い確率で下げ幅を拡大するケースが目立っておりますので、25日移動平均を維持できるかが下値の重要なポイントになると見ております。