先週のマーケットは週末に掛けて軟化。15日は海外市場が荒れ模様で週明けの日本株は波乱のスタート

先週(1/12~15)のマーケットは、世界的な株高の流れが加速しました。日経平均株価は28000円台前半から14日(木曜日)には29000円に迫る場面も見られました。国内では緊急事態宣言が再発されながらも、株式市場は上値を追いが続きましたが、週末に掛けては利益確定売りに押され、日経平均は6日ぶりに反落して先週の取引を終えております。

また、週末15日の米国市場ではNYダウが大幅に値を下げ、荒れた展開となっております。NYダウ、S&P500、ナスダック指数共に続落で先週末の取引を終えている他、日経平均先物(夜間)も28000円台前半まで押し戻されており、調整色の強まる展開となっております。

 

先週の各市場の動き (週間騰落率)

<国内市場>
日経平均株価  28,519.18 +1.35%
TOPIX  1,856.61 +0.09%
マザーズ指数  1,217.51 -1.47%
JASDAQ指数 182.74  -1.06%
ドル/円  103.74 -0.18

<アジア市場>
上海総合指数  3,566.38 -0.10%
香港ハンセン  28,573.86 +2.50%
韓国総合株価指数  3,085.90 +2.10%

<米国市場>
S&P500  3,768.25 -1.48%
NYダウ  30,814.26 -0.91%
ナスダック総合 12,998.50 -1.54%

<欧州>
ユーロ・ストックス50  3,599.55 -1.25%
独DAX  13,787.73 -1.86%
英FTSE100  6,735.71 -2.0%
仏CAC40  5,611.69 -1.67%

<その他>
WTI原油  52.42 +0.34%
NY金  1,827.85 -0.41%
米10年債利回り  1.087 -2.82%
シカゴVIX  24.34 +12.89%

 

先週末は株式だけではなく、金やビットコインなど直近に急騰した資産クラスの下げ幅をも目立っている他、株高と併せて上昇が続いた米国債金利も一服しており、やや警戒感が高まる展開で週の幕を閉じております。昨年末から世界的に新型コロナの感染拡大が続く中、海外株高に連動する格好で日経平均も上昇してきましたが、米国株との連動性が高まっていることから、今週は波乱のスタートとなりそうです。

週末に掛けて“なぜ“下がっているのかについては、いろいろと報じられてはいるものの、はっきりとした理由は見受けられません。こういうケースでは、経験則上ただ上がった反動である場合が多く、上昇過程の中でも一時的な調整を挟む場面は多々あります。年末から悪材料を無視した上昇が続いた株式市場を含めた資産クラスに、利益確定売りが出ている状況と見ております。

 

また、米国市場では先週末から10-12月期の決算発表がスタートしておりますが、国内でも月末から決算発表が本格化しますので、発表を控えて今週は物色が鈍る傾向も出てくるかと思われます。

マーケットの危機感を図るうえで、シカゴVIX指数の動きにも注目しております。コロナショック前は投資家の危機感が高まると、VIXは20ポイントを超える傾向がありましたが、ここ数か月は25ポイント超えで不安定になり、30ポイントを超えると急落する傾向があります。週末のVIXは24.34ですが、足元で激しい動きとなる兆しがありますので、今週の動きも注視していく必要がありそうです。