ダイヤモンドエレクトリック(6699) S高を交えた急騰で株価の水準訂正が続く。 今後の見通しとポイント

ダイヤモンドエレクトリック(6699)
2月19日の終値は3595円(+150円)となっております。

この一週間はS高を交えた急騰劇で株価の居所を大きく変えております。しかし、19日金曜日の取引では日足に長い上髭が出現するなど、急激な上昇に対する反動の気配も見受けられる局面を迎えております。有料レポートでも取り上げた銘柄として、今後の見通しやポイントを記事にしました。

 

ダイヤモンドエレクトリック(6699)は1月初旬に1200円付近で、弊社有料レポートにてバリュー株の見直し余地と投機系資金関与の注目すべき小型として配信した銘柄です。

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配信当初はバリュー株としてはそれ程割安な水準ではありませんでしたが、コロナ禍で業績を大きく落とした自動車部品関連に対する出遅れムードの高まりから、セクター全体が見直しの機運にあった他、投機系資金の介入観測も相まって今後大きく動く期待株として取り上げた経緯のある銘柄です。

同社は自動車用点火コイル大手で、電力を取り扱う技術であるパワーエレクトロニクスを中心に事業を手掛け、自動車の電動化やクリーンエネルギー分野などに製品を展開。国内外に製造販売拠点を有し海外売上高比率は5割強を占めます。

先週株価が大きく動いた背景には12日に発表された通期見通しの上方修正があり、これにより見直し物色に火が着き、株価の水準訂正が加速した格好となっております。

 

※ダイヤモンドエレクトリック(6699)の日足チャート

 

しかし、現在の株価水準は同業他社と比較しても短期的な割高感が否めません。日足から、ここ数日の出来高はそれ程過熱していないものの、急激な上昇に対する調整が欲しい場面でもあります。3000円台前半水準で商いから投資家が結構入れ替わった印象がありますが、需給的にはまだまだ3000円台でのボリュームが欲しい場面です。故に、目先はこの3000円台での乱高下も予想されるでしょう。

しかし、同社は時価総額278億円規模の小型株。投機資金が好みそうな物色対象でもあり、足元中小型株が冴えない地合いとは言え、人気に火が着いた銘柄には継続的に短期資金流入する傾向が高まっている地合いでもあります。

 

マーケット全体的には主力大型株に偏った物色で、中小型株は株高の恩恵を受けにくい流れですが、逆に物色難の小型株の中で投機性が強く、大きく動いた銘柄には行き場の無い小型株狙いの短期資金が集中的に流れ込み易く、継続した物色が続き易い局面でもあります。特にコロナ禍の影響で業績を悪化させた銘柄を見直す物色の動きは今も継続中であることから、まだ上値余地の残された案件である考えております。

仮に目先は調整局面となっても、拡大したボリンジャーバンドの+1σレベルを維持するようなら、投機色の強い資金の動きが再び活発化する展開は十分想定される銘柄であると考えております。