長期金利の上昇に揺れた先週のマーケット 日経平均は3営業日続落

先週(2/15~19)のマーケットは、日経平均が30年ぶりに3万円台を回復しました。しかし、週後半は3営業日続落と調整ムードが強まる流れとなっております。背景には、米長期金利の急激な上昇を危惧した売りが強まり米国市場が不安定な動きとなった影響が大きいと見ております。

週中盤からシカゴVIXが急騰しており、投資家の危機感が高まった様子が見受けられます。しかし週末に掛けての動きを見ると、徐々に落ち着きを取り戻す流れとなり、日経平均の先物夜間取引においても週末は30180円で取引を終えております。今週は買い戻しからのスタートが期待されそうです。

 

※日経平均の日足チャート

 

先週の各市場の動き (週間騰落率)

<国内市場>
日経平均株価  30,017.92 +1.69%
TOPIX  1,928.95 -0.25%
東証二部 7318.55  -1.54%
マザーズ  1,265.43 -3.52%
JASDAQ 187.14  -1.23%
ドル/円  105.45 +0.49

<アジア市場>
上海総合指数  3,696.17 +1.12%
香港ハンセン  30,644.73 +1.56%
韓国総合株価指数  3,107.62 +0.23%

<米国市場>
S&P500  3,906.71 -0.71%
NYダウ  31,494.32 +0.11%
ナスダック総合 13,874.46 -1.57%

<欧州>
ユーロ・ストックス50  3,713.46 +0.48%
独DAX  13,993.23 -0.40%
英FTSE100  6,624.02 +0.52%
仏CAC40  5,773.55 +1.23%

<その他>
WTI原油  59.04 -2.20%
NY金  1,783.35 -2.07%
米10年債利回り  1.340 +10.75%
シカゴVIX  22.05 +10.42%

 

先週のマーケットの動きを見ると、日経平均は週間では+1.69%上昇しておりますが、日経平均だけでなくアジア株全般が欧米株よりパフォーマンスが高く推移している様子から、世界の投資マネーは日本を含むアジアへ流れ込む昨年末からの動きが継続しております。

ただ、国内ではJASDAQやマザーズ、東証二部といった中小型株指数の下落が目立ちますので、全体的には引き続き主力大型株に偏った買われ方で、中小型株は株高の恩恵を受けにくい地合いが続いている様子が窺えます。

 

また、先週株式市場を揺さぶった長期金利は米10年債利回りが1.34%まで上昇しており、年末に0.9%台で推移していた頃と比べると、急速な上昇が目立ちます。今後1.5%を窺う様な流れになると、再び株式市場が動揺する可能性が高まりそうです。

今週は米パウエルFRB議長の議会証言(23日、24日)が予定されている他、26日に発表される米国1月の個人所得と個人消費支出に市場の関心が集まりますが、足元市場を揺さぶる長期金利の動向にも注視しておく必要がありそうです。

国内では23日が祝日で東証は休みとなりますが、相場全体が先週の調整から持ち直しの動きが見られるか注目されると同時に、出遅れている中小型株に資金が回るかにも目を向ける必要があると考えております。