日経平均は自律反発の動き。しかし、依然警戒感はくすぶる

先週末は大きく下落した日経平均ですが、今日は自律反発の動き。しかし、依然米長期金利の上昇に対する懸念が燻り続けることから、今回の調整が本格的な「まとまった調整」へ発展するのでは?との懸念が残ります。

日経平均は昨年3月のコロナショックから1年間大きなまとまった調整がありません。また、ワクチン相場に突入した昨年11月以降上昇し続けてきましたので、弊社では長期的には上昇トレンドの見通しですが、短期的にはどこかで「まとまった調整」があると考えております。

 

※米国10年債利回りの日足(直近一年)

 

 

「まとまった調整」についてはこちらの記事でも触れております。
日経平均が30年ぶりの水準。実体経済を無視した株高はどこまで続く?調整局面が近いのか?

 

今回がこの大きな調整に発展するかどうかが最大の関心毎になりますが、先週金曜日は月末の最終取引日にあたり、ファンド勢のリバランス売りが出易い日も重なったことで日経は大きく下げました。しかし、これだけの要因であれば足元の短期調整は一巡して今週は戻すと見ております。

逆に今週も通して弱い動きが続くようであれば、本格調整の確度は高まると見ております。また、目先は月替わりや日経先物のメジャーSQ(3/12)のタイミングでも動きが一変する可能性が高いので、この点も念頭に入れておく必要があるでしょう。

 

また、昨年末以降は日本を含むアジア市場が欧米市場よりも株価のパフォーマンスが高く推移しておりましたが、最近になってアジア市場の調整が目立ちます。物色傾向に変化の兆しが出てきたことも、先週末に日経平均が米国株以上に大きく下げた要因にあると考えております。

株式市場に対する警戒感が高まると先物オプション取引が活発化することで、シカゴVIX指数が上昇します。この指数が20ポイント前半まで下がり、落ち着きを取り戻すまでは緊張状態が続くと見ております。

 

※シカゴVIX指数の日足