緊急企画・値幅取り候補

先週の日経平均は膠着感を強める展開。史上最高値を更新する米国株との差が拡がる

先週(4/12~16日)の株式市場は、日経平均が膠着感を強める展開へ。日足に目を向けると、2月の30714円の年初来高値をつけてから、この二か月間は持ち合いのトレンドが続いており、ここ数日至っては更に膠着感を強めております。

水準的には年初来高値圏を維持していることから底固さはあるものの、出来高が低調に推移している現状から、新たなトレンドが発生する兆しは今のところ見受けられません。TOPIXにおいても同様のチャートとなっており、低調な商いの中、バリュー株への利益確定売りも散見されます。

 

※日経平均の日足チャート

国内ではコロナ感染者の再増加傾向が強まっており、第四波への懸念が高まるなか、今後の経済活動の正常化へは、やはりワクチン接種の普及がカギを握ると考えております。

そのワクチン普及が進む米国では、経済活動再開への動きが加速しており、株式市場もNYダウやS&P500といった指数が過去最高値を更新し、ワクチン普及の差が株価指数の動きにも表れてきているように感じます。

 

先週の各市場の動き (週間騰落率)

<国内市場>
日経平均株価 29,683.37 -0.28%
TOPIX 1,960.87 +0.70%
東証二部 7,521.44 -0.23%
マザーズ 1,250.47 +0.49%
JASDAQ 189.49 -1.29%
ドル/円 108.81 -0.77%

<アジア市場>
上海総合指数 3,426.62 -0.70%
香港ハンセン 29,009.00 +1.08%
韓国総合株価指数 3,198.62 +2.13%

<米国市場>
S&P500 4,185.47 +1.37%
NYダウ 34,200.67 +1.18%
ナスダック総合 14,052.34 +1.09%

<欧州>
ユーロ・ストックス50 4,032.99 +1.36%
独DAX 15,459.75 +1.48%
英FTSE100  7,019.53 +1.50%
仏CAC40 6,287.07  +1.91%

<その他>
WTI原油  63.08 +6.34%
NY金  1,776.90 +1.93%
米10年債利回り  1.590 -5.05%
シカゴVIX  16.25 -2.64%

 

先週のマーケットでの大きな動きとしてはWTI原油が大きく上昇しておりますが、先進国(日本を除く)を中心としたワクチン普及で経済の正常化期待からエネルギー需要が持ち直すと見る買いが優勢となりました。

また、米10年債利回りが木曜日から多く下落しており、年始から上昇基調にあった米長期金利に下落トレンドの兆しが出てきております。これまでの債券売りに対する反動と見ておりますが、しばらくはこの流れが続く可能性があり、株式市場にとっては米金利上昇で調整が続いてきた、ハイテクやグロース株の見直しにつながると見ております。

 

主要株価指数の上値が重い日本株の中では、マザーズの地合いが改善傾向にあります。日足は依然三角持ち合いから抜けられない状態ですが、日経平均はTOPIXとは異なり出来高が増加傾向にあるのは良い兆しと言えます。

米金利上昇の一服で、ハイテクやグロース株の見直しの流れを受け、マザーズが現状の保ち合いから上放れの気配を強めるようなら、個別株物色に火が着く可能性がありますので今週の動きは注目しておき必要があるでしょう。