緊急企画・値幅取り候補

荒い値動きが続く大塚家具(8186) 今後の見通しと考察

大塚家具(8186)
4月28日の終値は310円(-8円)となっております。

同社株は2015年以来、永らく株価低迷が続き、2019年8月以降は100円台での推移が目立っておりました。しかし、直近では2019年12月以来の高値水準まで株価が回復しており、当時の戻り高値である310円を一時突破する急騰劇を見せております。

今回の相場は、昨年11月前後から徐々に動きが出ておりましたが、本格的に値幅取りの動きが強まったのは今年の2月以降です。弊社では投機筋絡みの低位株物色の流れから、2月後半以降210~220円付近にて有料レポートで取り上げた銘柄でもあります。

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※大塚家具(8186)の日足チャート

大塚家具(8186)の日足チャート

 

2月以降に見直しの動きが加速した背景には、業績改善への期待感が先行したことが挙げられます。業績不振から毎年大幅な赤字を垂れ流してきた同社ですが、今期21年4月期は赤字幅の大幅な減少が見込まれ、依然水面下ではあるものの、2016年から続いている大赤字の流れから脱する兆しが出てきたことに相場を反応。今後の業績改善期待が先行した物色へと発展しております。

最近の株価動向は、14日に一時352円まで急騰したものの、その後は調整局面を迎えております。値動きの軽い低位株として個人投資家の関心の高い相場となっておりますが、足元では350円台から一気に290円まで調整するなど、やや値動きの荒い場面も見られるようになっております。

今週は切り返しの動きを見せるなど底堅さも見られ、ボラティリティの高さから今後の相場展開が非常に気になる局面を迎えております。

 

この業績の変化を捉えた相場は、チャート上では2019年12月の高値を突破してきたことで、次なるターゲトとしては19年2月高値である500円付近も意識したいところではありますが、短期的には過熱感が非常に高い局面を迎えております。

また、今週は切り返す場面がありながらも、出来高が伸び悩んできている様子から、上値を追う買いエネルギーの乏しさも気掛かりな点です。また、空売りが規制されている銘柄だけに、高値圏において実質の空売りの状況が掴み難いことも先行きを見る上で、需給の把握が困難なことも見通しを難しくしております。

 

※大塚家具(8186)の長期(週足)チャート

※大塚家具(8186)の長期(週足)チャート

 

中長期的にはチャートの底離れが鮮明ですので、調整を挟みつつも株価の回復には期待が持てる銘柄ではありますが、短期投資の目線からは利益確定の頃合いとも見ております。弊社の考察としては、既にレポート配信からのパフォーマンスは一時70%のパフォーマンスを実現した案件ですので、上昇の伴い持ち分は軽くしていく局面にあると認識しております。

足元の個別株物色を取り巻く状況は、統一された物色テーマがはっきりせず物色対象もまだら模様の地合いが続いておりますが、動く銘柄には短期資金が追随して流入し易い地合いでもあります。この銘柄選別が難しい局面において、弊社では今後大塚家具に続くような期待株を複数発掘しておりますので、今後随時レポートでも取り上げていく予定です。

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