低調な商いが続く中、日経平均やTOPIX、マザーズ指数が軟化

今週の日本株はETF分配金支払いに伴う換金売りが、週末に出てくることが予想され、まとまった売り需要があります。ただ、来週以降はこの一時的な売り需要が後退する他、配分された分配金再投資への期待から、需給が一転してくる可能性がありますので、目先の下げ局面は買いの好機になる可能性があると見ております。しかしながら、商いが低調な環境は続く可能性があります。

 

※ 日経平均の日足チャート

 

背景には新型コロナの感染拡大の兆しが再び出てきた他、今後控える五輪リスクや、一時は加速したワクチン普及が、足元ではワクチン不足から停滞・鈍化していることなどが考えられます。

世界的に株式市場は停滞気味ではあるものの、米国市場ではNASDAQやS&P500といった主要株価指数の高値更新は続いており、日経平均が2月に高値を付けてから停滞が続いている日本株にはかなりの出遅れが見られます。ワクチン普及の遅れが景気回復の遅れにつながると見た海外勢の買いが鈍っている背景があります。

ワクチン普及の遅れそのものが日本株の出遅れにつながっていると見られますが、裏を返せば普及が再加速するようなら、日本株は見直し修正の買いが入り易い市場になると考えております。ただ目先は、ワクチン普及の停滞が改善されるまで商いが低調な環境が続きそうです。

 

※ マザーズ指数の日足チャート

 

新興市場ではマザーズ指数が200日移動平均に上値を阻まれ、今週は失速する展開となっております。6月後半まで上昇してきた銘柄の下げが目立っており、現状はかなり銘柄選別が難しい局面にあります。

期待されたIPOラッシュも公開価格割れが目立っており、これが需給悪化要因となりつつある様子が指数の動きにも出てきている感があります。今は地合いも不安定な為、銘柄選別が投資パフォーマンスの大きなカギを握る局面といえます。